耐久性を求めるならターポリン生地
世界で初めて生地というアイテムが生まれたのは、紀元前9世紀も前の時代です。古代エジプトのパピルスに起源を持っており、当初はヤシの葉っぱを織り込んで作っていました。
まずは王族の衣類や寝具というスタイルで生み出し、その後はヒツジの羊毛を加工する技術がうまれて大量生産が可能となったわけです。
現在では自然界の素材でつくるだけでなく、プラスチックを繊維状にして生産をするポリエステルも存在をします。
そして1960年頃にドイツで誕生したターポリン生地は、麻と木綿を50パーセントずつの配合で織った品です。一体どんな特徴があるのかと述べると、約10トン以上もの重量がある物資を包んでも決して破れることのない耐久性を備えているものになります。
ひとことでいうと、ターポリン生地は軍隊向けに開発をされたアイテムで、物資運搬から野営用のテント・パラシュートにも活用をしている品です。最近では一般にも普及をしており、横断幕や旗などのずっと屋外で利用するアイテムに採用をされました。
耐久性だけを見れば、ターポリン生地の右にでるものはまだなく、多くの現場で用いられてる素材となっているので必ず目に出来ます。
質感重視ならトロマット生地
ターポリン生地のポイントは耐久性という点であり、それ以外では際立った点はありません。
まず麻と木綿のみで作っており、カラーはベージュになります。カバーから帆船の帆にも利用をされており、どれも色彩が豊かでないのは多くの方がご存じでしょう。そして質感も決して良いというわけではないため、洋服に加工をすることもしません。
もっと質感が良くて、素肌に触れても大丈夫なものがないかとお探しなら、トロマット生地をお勧めします。
どんな生地なのかを解説すると、トロマットは表面にサテン加工をおこなった品です。
細かい凹凸をなくしているのがポイントで、美しい光沢を醸し出しているのも良い点といえます。更にピンクやブルーなどの色鮮やかなパステルカラーの素材でもあり、いまではカバンやのぼり・旗などにも応用をされるものとなりました。
顔料を配合しているため、ターポリンよりも耐久性は劣ってしまますが、活用方法がさらに多くなるという良さを持っています。
トロマット生地はインクジェットプリンターにも対応をしているため、商業施設なら販促用ののぼりや横断幕でこの生地を利用して用意をされるのが大半を占めているようです。