和モダンというデザインは、おばあちゃんの家のような和の落ち着いた印象とともに、現代らしい洗練されたイメージを持ちます。そのため安心感と清潔感を得やすいデザインで、若い人でもお年寄りでも好ましく感じやすいデザインだと言えます。

店舗レイアウトを考えるときに、このデザインを目に入るところに設置すると、店舗の印象が良くなるでしょう。例えばのれんのように、お客様の目に
入るところに取り入れることで、お客様に「落ち着く」と感じてもらえ、
そのお店に長く滞在したり、また来たいと思ってもらえるはずです。

和風モダンのれん

のれんの使い方として、例えばお客様のいる店頭と従業員用のバックヤードとの間に設置して、「バックヤード」という現実感を消し、店舗の印象を損なうことなく行き来できます。

ほかには、カフェやレストランでお客様の席の間に長いのれんを設置しておいて、必要があれば席を分けたり、のれんを外して席をくっつけて大人数に対応したりできます。

この時に和モダンのデザインを選んでおけば、
席を分けるために下ろしてあっても圧迫感がなく落ち着く印象になりますし、「席を分けるため」という店舗側の理由ではなく、素敵なインテリアだと受け取ってもらえるでしょう。

懐かしさを出すことでリピーターを増やせる

人は、懐かしく落ち着いた印象の場所に何度も足を運びたくなるものです。
懐かしさの演出として、特にのれんを使うことが効果的です。ドアの代わりにもなりますし、仕切りやついたて、壁の代わりにも使えます。

のれんは押しても触れても重くなく、軽い手触りなので、小さな子どもや力の弱い人が簡単に動かして利用できるのもメリットです。のれんは昔の日本の家屋によく利用されていたので、懐かしさを感じる人は多いでしょうし、金額的にもそれほどかからないので、取り入れるのは簡単でしょう。こういった演出で得られるのは、大切なリピーターのお客様です。

例えばカフェは、お茶を飲んだり食事をしたりする場所ですが、落ち着いてゆっくりとする場所でもあります。カフェで雑誌を読んだり小説を読んだりするときに、なんとも落ち着かない印象のお店だと、飲んだり食べたりしたらすぐに退出したくなって、もう行きたくなくなってしまいます。

カフェでものれんが合う

友人と楽しくじっくり話したいのに、落ち着かないと本音も話せません。このように、カフェにはもちろんのこと、多くの店舗でインテリアにのれんを取り入れることで、落ち着いた印象を出し、また足を運んでくれる
リピーターさんを増やすことができます。