のれんの生地による製作期間の違いや印刷方法

のれんの生地のれんの制作には大きく分けると、麻や綿、ポリエステルの3つの生地
が使用されていますが、それぞれ納期は違うのでしょうか。

おおむね定番商品であれば納品期間は7日〜10日程のケースが多い
のですが、のれんの印刷方法によって製作期間が異なる事もあります。

その例としてポリエステル素材の場合は、インクジェット専用生地の
側面がほとんどで、綿などに似せた素材として用いられています。

インクジェットの印刷方式ですので、定番の商品と比較すると制作に
期間を要し、基本の納品期間に加えて7日前後かかるケースがあります。

高度な印刷手法ですので、まるで本物の綿などのような風合いを
表現する事が可能で、実際に触ってみないと分からない程の魅力があります。

印刷方法によって期間が異なる点から、同じのれんの素材でもシルク
スクリーンなら14日以上、染め抜きなら21日以上という具合に、
印刷が複雑になるほど日数がかかるのが一般的です。

麻の定番商品とキビラの違いとは

麻のれん定番商品では納期は同様となりますが、それ以外の商品となるとどうでしょうか。
麻の場合は一般的な素材となる定番商品と、定番外のキビラに分けられます。

このキビラの納期は定番商品よりも日数を要する事が多く、通常の納品期間に
プラスして5〜7日以上かかるのが一般的です。

キビラはラミーを原料とし、日本ではのれんで昔から使用されていた素材です。

ハリやコシがあり、繊維間のすき間が透け感となって表現され、のれんの魅力が
感じられるような特徴があります。

染め抜きの手法で非常に人気が高く、店名などの文字を入れるようなのれん
として独特の雰囲気を醸し出します。

また生地の全体を染め上げるというのもこのキビラには最適な手法で、
色合いによって個性を演出できますし、品の良いイメージとして完成させる
事が可能です。

一方の定番素材の方はリネンなどが主に使用されており、シャリ感がある
のが特徴で、シルクスクリーンにも対応しています。